20070104037 いけりり@ウラル山脈あたりです。照明も暗くなったなか、JEN(JAL Entertainment Network)の映画を見ました。タイトルは自分好みのが少なくて、下馬評がよくはなかったのでチェックしてなかった宮部みゆきの「Brave Story」をセレクトしました。ええ、もう号泣ですよ。ストレートな私はやっぱこういう少年の直球ファンタジーにはメロメロです。崩壊する家庭問題や、現在の子供たちのおかれている状況を背景に描きながらも、少年の、いや人間の勇気と正義をまっすぐに表現してます。



 印象的だったのは、(以下ネタバレ)主人公のメッセージで、家族は崩壊していて、両親離婚、実母は入院という過酷な環境(まるでうちみたいだ。。。)はすごく共感するところが大きかったです。せっかく苦労して困難を乗り越えてきたのに、それまでいっしょにやってきた仲間たちや世界のために捧げるというところ。「運命を変えようとして女神さまにお願いしたって、喜びと同じだけ悲しみがある。そのたびに女神にお願いして運命を変えるわけにはいかない。僕は運命を受け入れて、自分の未来を変えていきたい。そのかわり、それまでいっしょにがんばってきた仲間や世界に未来を。」と本当にすっごく直球なのですが、私はこういうの弱くて、泣きまくりです。客室乗務員さんが心配そうにしてしまうくらい感動してました。がんばらなくては。。。



20070103034で、ラストだけ気に入らないところが、例の6年生の転校生がなぜ生きているの、しかも妹まで元気で。それはハッピーエンドがよいに決まっているのですが、主人公の勇気と気持ちが少しかわいそうに感じました。詳細の説明がないことから、そっくりな別人なのかなあ。原作を読んでみないとこのあたりの釈明が分かりません。ヘルプミー。というところです。ではでは。。。